宇宙や実験室のプラズマを対象に理論解析や計算機シミュレーションを用いた研究を行っています

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2021.5.25

学術論文が Physics of Plasmas 誌に掲載されました

2018年度修士卒の日下君の結果を発展させた成果が"Effects of ion polarization and finite-β on heat transport in slab electron-temperature-gradient driven turbulence"の題でPhysics of Plasmas 誌に掲載されました。微小な電子スケールの揺らぎに、イオンLarmor半径スケールの分極による誘電率の変化や、電子表皮長スケールの磁場揺動効果の影響を詳しく解析した論文です。喜ばしいことに、Editor's Pick(編集者が選ぶ注目論文)に選ばれました。出版から14日間は無料で原本PDFにアクセス可能です。
https://doi.org/10.1063/5.0044435

2021.4.27

学術論文が New Journal of Physics 誌に掲載されました

講師の前山が九州大学(現在は日本大学)の佐々木助教・京都大学の藤井助教らと共同で行った研究"On the triad transfer analysis of plasma turbulence: symmetrization, coarse graining, and directional representation"がNew Journal of Physics 誌に掲載されました。乱流相互作用は2次の非線形項を介した三つ組み(triad)相互作用として表現されますが、その解析手法にもいろいろと派生があります。この論文では、ネットワーク可視化に基づき、対称化の重要性を再訪しつつ、新たな三つ組み相互作用の有向表現という方法を提案しています。