宇宙や実験室のプラズマを対象に理論解析や計算機シミュレーションを用いた研究を行っています

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2020.3.10

P研の学術論文が、Journal of the Physical Society of Japan 誌で最もダウンロードされた論文となりました

Journal of the Physical Society of Japan 誌が公開している月別の最多ダウンロード論文リストトップ20において、射影演算子法に関する論文[S. Maeyama, and T.-H. Watanabe, J. Phys. Soc. Jpn. 89, 024401 (2020).]が、2020年2月に最もダウンロードされた論文第1位となりました。

2020.3.2

前山が講師に昇任しました

テニュアトラック助教として2015年に着任した前山が、3月2日付で講師に昇任しました。今後もP研を盛り立てていくとともに、プラズマ物理研究に一角の成果を残せるように精進していきたいです。

2020.2.13-14

修士論文発表会が行われました

名古屋大学物理学教室で修士論文発表会が行われました。P研からは、樋渡君が「オーロラ電離圏の不均一性を考慮したアルヴェン共鳴モードの解析」について、前島君が「核融合プラズマ周辺領域における磁気流体不安定性の電気抵抗分布による影響」について発表しました。二人とも、お疲れさまでした。
追伸:二人にはP研内部Wikiの「学生用就活Wiki」と「学生用研究Wiki」の創設にも大きく貢献してもらいました。 感謝!

2020.1.14

学術論文が Journal of the Physical Society of Japan に掲載されました

非平衡統計力学分野で開発された射影演算子法という数理手法を、乱流シミュレーションのデータ解析に応用しようというもので、定式化、データ処理の数値手法、得られる結果の物理解釈などを論じています。
S. Maeyama, T.-H. Watanabe, "Extracting and Modeling the Effects of Small-Scale Fluctuations on Large-Scale Fluctuations by Mori–Zwanzig Projection Operator Method", J. Phys. Soc. Jpn. 89, 024401 (2020).
また、本論文で開発した射影演算子法によるデータ解析のプログラムはオープンソースで公開しています。Navier-Stokes乱流や乱流磁気リコネクションのデータ解析や、実験的時系列データの統計解析への利用など、応用研究にご興味のある方はご利用いただければ幸いです。
https://github.com/smaeyama/mzprojection